猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)
先週末は夏のような暑さの中、『青葉まつり』を楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。仙台市内ではこのシーズンからイベントやお祭りが続きますので、出かけるのが楽しみになります。
青葉の爽やかな屋外はもちろん気持ち良いのですが、ずっと外ではさすがに疲れますし、紫外線も気になります。ということで、今回は現在開催されている屋内イベントをひとつご紹介。仙台駅東口側で開かれている『浮世絵ねこの世界展』に行ってきました。
「浮世絵」と聞いて浮かぶのは、葛飾北斎、喜多川歌麿、東洲斎写楽??いずれにしても、日常あまり馴染みがないものですよね。この展示は、タイトルにもあるように「猫」を中心とした浮世絵を集めてられています。自称猫派、猫ラブの私が楽しかったのは当たり前かもしれませんが、実は「浮世絵」というものも、とても面白いなぁと感じました。描かれているのが洒落ていたり、粋だったり、江戸から明治の生活が伝わるのと同時に、その頃に生きていた人の存在感がリアル伝わってきたからです。
例えば、写真の絵葉書に描かれているのは、歌川国芳「猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)」。これ、有名な「東海道五十三次」のパロディで、宿場ひとつひとつを猫になぞらえているのです。いつまでも見飽きません(笑)。
時代は変わっても、面白いことを考えたり、楽しんだりするのは一緒なんですね〜。
ショップには解説書や絵葉書、その他猫グッズが充実しています。私はもちろん、土日限定50個の「肉球まんじゅう」をゲット(入り口でいの一番に購入)。お家で猫に囲まれながら、モフモフいただきました。
『浮世絵ねこの世界展』、猫派もそうでない方も、いかがでしょう?
(G)